Mazelingo が動かないときの確認手順
Yeq6X 氏の Mazelingo 拡張で「ページが変わらない」「translation failed と出る」ときの確認手順です。上から順に見ていけば、ほとんどの原因はこのページ内で特定できます。Mazelingo.app は同拡張とは別のプロジェクトです。
まず確認する 3 つ
- 対象サイトを追加したか。既定はサイトごとのオプトインです。サイドパネルの「現在のサイトを追加」を押していないと、何も起きません。
- モデル名が現在も提供されているか。README は「モデル名の誤り・提供終了モデル」を主な原因に挙げています。プロバイダのモデル一覧で ID をコピーし直してください。
- キーの発行元とモデルの接頭辞が一致しているか。OpenRouter のモデルを指定しているのに OpenAI のキーを入れている、といった不一致で失敗します。
エラー別の原因
translation failed
API 呼び出しそのものが失敗したときの表示です。原因は上の 3 つのどれかであることがほとんどで、正確なエラー文は開発者コンソールに出ています(次の見出し)。プロバイダ側の残高不足や利用制限でも同じ表示になります。
No API keys available
指定したモデルに対応するキーが見つからない状態です。モデルの接頭辞とキーの保存先が食い違っているときに出ます。設定画面でモデルを選び直し、そのプロバイダのキーを入れ直してください。
Extension context invalidated
拡張を更新・再読み込みした後、開いたままのページに古いスクリプトが残っていると出ます。対象ページを再読み込みすれば直ります。
400 エラー(Gemini の MIME 指定)
Gemini の REST API では応答形式を APPLICATION_JSON という列挙値で指定する必要があり、"application/json" と書くと 400 になります。拡張のコードを自分で改造している場合に起きる問題で、通常の利用では関係ありません。
出典:Yeq6X/mazelingo README、bokujuu 氏の改造手順(2026 年 8 月 18 日)
開発者コンソールでエラー文を見る方法
- 翻訳したいページを開いた状態で、Windows は F12、Mac は ⌥⌘I を押す。
- 上部のタブから「Console(コンソール)」を選ぶ。
- 拡張を動かし、
[mlg:llm]で始まる赤い行を探す。その行に続く文が、プロバイダから返ってきたエラーの本文です。 model not foundならモデル名、invalid api keyや401ならキー、429なら利用制限、insufficient_quotaなら残高を疑ってください。
README によれば、エラー文をサイドパネルに表示する改善は次のバージョンで予定されているとのことです。
それでも直らないとき
作者の Yeq6X 氏は 2026 年 8 月、X で「拡張機能版が不具合が多いようでいろんな人を困らせてしまっていてまずい」「手元にある修正版を何か月も申請していないまま放置している」と述べています。つまり、設定が正しくても現行のストア版で起きる不具合があります。その場合の選択肢は二つです。
- openmazelingo:Chrome 138 以降の内蔵翻訳だけで動く有志の拡張。APIキー不要ですが、デスクトップ限定・初回に数百 MB のモデル取得・翻訳品質はクラウドに劣る、と README に明記されています。
- Mazelingo.app の Web 版:文章を貼るだけで、設定項目がありません。ページをそのまま混ぜる拡張は現在ありません。
Mazelingo.app なら設定項目がありません
| 元の Mazelingo 拡張 | Mazelingo.app Web 版 | |
|---|---|---|
| APIキー | 必要(自分で発行) | 不要 |
| モデル選択 | 必要 | 不要 |
| エラーの確認 | 開発者コンソール | 画面に表示 |
| 読める対象 | 開いている Web ページ | 貼り付けた文章 |
| スマホ | 不可(デスクトップ拡張) | 可 |